5.人間とは一体何者か―罪について

[目次]
5-1. 聖書が描く、神と人間の生々しい絆
5-2. 関係性の破れとしての罪
5-3. 原罪・聖書が見つめる人間の姿
5-4. 罪を見つめ、そこから脱出する道



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5-1. 聖書が描く、神と人間の生々しい絆

創造信仰という信仰の土台
=最終的には神が責任を持ってくださるという信仰
・・・「では、世界はなぜこんな風になってしまっているのか」
⇒聖書はそこに人間の罪を見る
・・・聖書が描く人間とは?

創世記での人間の特別さ
・神の似姿
・神の息吹を吹きこまれた存在
→神と人間の生々しい関係性・・・その破れ



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5-2. 関係性の破れとしての罪

創世記3:1〜7

蛇の誘惑(創世記3:1〜5)
・・・「食べてはいけない」という神の言葉を、「不当な縛り」と感じさせる
=「善悪を知ることは良いこと、悪いことじゃないよ」「人間にはもっと可能性がある」
⇒「良いこと」を選びとっている。しかし、その「良いこと」の中にこそ、罪が内包されている

「見るに美しく、美味しそうな木の実」(創世記3:6)
・・・私たちは取って食べてしまう。
=神との関係性が壊れていく問題の根っこ
・・・不安と恐れ、やましさ
自分を取り繕って隠していかねばならない存在(創世記3:7)

責任をなすりつけ合う人間(創世記3:11〜12)
・・・神に「あなたの責任ですよ」という人間
 ⇒神との関係性の断絶



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5-3. 原罪・聖書が見つめる人間の姿

私たちが抗いがたい力=原罪
↔人間に対する楽観主義
・・・聖書の神信仰の裏返しは人間信仰!

石居先生が神学生の時のタイでのエピソード
現地の牧師「私の家族は、戦時中、日本軍によって一家離散になっているんだ。」
・・・自分たちの関係性は、既に深く傷つき、それが抗いがたく私たちを拘束している
=罪の現実の普遍性

罪・・・「人間存在にどういう問題があるか」を深く物語っていることば


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5-4. 罪を見つめ、そこから脱出する道

罪=神様との関係の壊れ、救い=神様との関係が正されること
・・・しかし、観念的に「罪が神に赦されてよかった」というのではない!
⇒キリスト教の救いはもっとリアル。結ぶことが出来なかった手が結べるかどうか、その生々しさ。
・・・そうでなければ、救いを本当に生きられていないのではないか?

「(お前は)どこにいるのか?」(創世記3:9)
・・・この問いの中に自分を見いだせるか


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参考文献:
・H.G.ペールマン『現代教義学総説 新版』、新教出版社
「Ⅷ 罪について」(p.271〜297)