9.救いのイニシアティブをとる神―洗礼について

「神が問われる―私たちの対話的教義学講座」
2018.6.1 石居基夫・長倉崇宣

[目次]
9-1. サクラメントについて
9-2. 洗礼とは
9-3. 洗礼を受けない方は?



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9-1. サクラメントについて

聖霊の働き・・・信仰者一人ひとりに深く関わる
それは、どのようにあらわれるか?
→サクラメント

信仰・・・自分たちの決心?
→私たちの想いに先んじて、神がなさること
サクラメント:神様が働いて下さることの、目に見える客観的なしるし。

ミュステリオン(ギリシャ語):「神秘」
・・・信仰とは神秘。私たちには分からない、捉えどころの無いもの

サクラメント(ローマ・カトリックなど):
洗礼、聖餐、告解、結婚、叙階、堅信、終油
→人生の最初から終わりまで

サクラメント(プロテスタント):
洗礼、聖餐のみ・・・どうして減ったか?
→全てが「救い」に不可欠かどうか?
例、結婚

視点がどこにあるか?
⇒イエス・キリストご自身がサクラメント
・・・この中心とどのように結びついていくのか



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9-2. 洗礼とは

洗礼の根拠:
主イエスの言葉(例、マタイ28章18〜20節)

イエス・キリストご自身と結びつく
・・・十字架の死と復活のいのちに結びつく(例、ローマ6章3〜4節)
→単なる「自分の信仰表明の儀式」でない

本当の意味で洗礼が完成する時
・・・私自身が本当に滅ぼされる時、死の時
私たちは生涯罪人。しかし、その私たちがキリストを証しし、その働きに参与するものされる
・・・洗礼によってキリストと一つにされる!
⇒「生きているのは、もはやわたしではありません。キリストがわたしの内に生きておられるのです。」(ガラテヤ書2章20節)

旧約聖書での「洗礼」のモチーフ
例、ノアの洪水、出エジプト記・・・「水」
→神の救済のイメージ
・・・イエス・キリストへ



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9-3. 洗礼を受けない方は?

洗礼を受けない人は救われない?
「信じて洗礼を受ける者は救われるが、信じない者は滅びの宣告を受ける」(マルコ16章16節)

この福音書が書かれた当時
=大迫害の時代
・・・洗礼を受けたが故に、悲惨な最期を遂げねばならなかった
→「洗礼の意味は何か?」という切実問い
救いの確かさを証言する、力強い約束の言葉

洗礼の有無・・・見えること
神の働きの有無・・・人間に決められるか?

キリスト者への誘惑
・・・「洗礼の有無」を「救いの有無」に置き換える

では、「洗礼への思い」はどこから?
・・・聖霊として働く神への信頼へ・・・


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参考文献:
・H.G.ペールマン『現代教義学総説 新版』、新教出版社
「XI 救いの手段について」(p.405〜441)

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