11.「今ここ」を生きるわたしを形づくる信仰―終末論

「神が問われる―私たちの対話的教義学講座」
2018.8.3 石居基夫・長倉崇宣

[目次]
11-1. 「終末論」という言葉のイメージ
11-2. 「神の時間軸」としての終末論
11-3. 「神のもの」としての終末論
11-4. 「今ここ」を生きるための終末論



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11-1. 「終末論」という言葉のイメージ

「終末論」・・・おどろおどろしいイメージ
例、カルト宗教による終末の自作自演

聖書が語っている終末論とは?
「枠組み」:天地創造→→→終末
・・・単に「終わりの出来事」のことではない



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11-2. 「神の時間軸」としての終末論

「救い」は必然的に「裁き」を含んでいる


神の御心の実現するところに救いが語られる
⇒私たちの現実の中で、御心にそぐわない現実が明らかになる
例、イスラエルに対する約束、裁き
・・・約束への応答
・・・救いが約束されているゆえに、その時に向かって前進させる
⇒神の約束される世界への前進

この世界をどういう風に見つめ、どう関わるか?
・・・その核・・・終末論



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11-3. 「神のもの」としての終末論

聖書の「この世界」の見方
✖「このままでいい」✖「なるようにしかならない」
・・・「神様の御心」に向かって私たち自身が整えられる
⇒その究極としての十字架と復活・・・絶望の果ての希望
・・・神の御心が実現していく中に、私たちの希望も整えられていく


審判は「神のもの」
↔人間は審判を神から奪い、「自分が考える最高のもの、善」を実現しようとしてしまう
⇒しかし、これは神のもの!


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11-4. 「今ここ」を生きるための終末論

コリント人への第一の手紙13章7節
「すべてを忍び、すべてを信じ、すべてを望み、すべてに耐える。」
・・・「信仰」は、「忍耐」の中に
・・・その「忍耐」を教えて下さっている方、イエス・キリスト

主イエスの語りかけを聴く時、私たち自身が造られていく
それが信仰、希望、そして終末論
⇒今ここに終末の出来事が起こっている!

ルター
「洗礼は生涯に一度。しかし、生涯にわたる悔い改めの度に、私たちが霊的に死んで、キリストに生かされ続けることが起こる。そしてその完成は、私たちが死んだ時。」
⇒今ここで、「お前の罪は赦された」と語りかけられる。それは、終末の先取りの出来事。
・・・この希望に向かって、私たち自身を投げかけていく
⇒終末論の力



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参考文献:
・H.G.ペールマン『現代教義学総説 新版』、新教出版社
「13 最後の事物について」(p.473〜520)

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