23.「祈り―生きることと祈ること」

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目次
23-1. 二重の掟—生き方の本筋
23-2. 生きる中での祈りの意味
23-3. 具体的な祈り
23-4. 祈りの目的とは何か
23-5. 大切なことは役に立たない
23-6. 祈りは神の業
23-7. 最も真実な祈りとは何か


 

23-1. 二重の掟—生き方の本筋
ルカ10:27
「心をつくし、精神をつくし、力をつくし、
思いをつくして、主なるあなたの神を愛せよ」
「自分を愛するように、あなたの隣り人を愛せよ」
二重の掟
…神様を心底大切にするならば、人を大切にする。
人を大切にする時、初めて神の愛が分かる。

「神への愛」という軸が無いと、
他者への愛は人間には不可能

「心をつくし、精神をつくし、力をつくし、
思いをつくして、主なるあなたの神を愛せよ」
…この自分自身からの現れ

=祈り

(約12分)

 

23-2. 生きる中での祈りの意味

「絶えず祈りなさい」…主イエスの言葉

生活全てが祈り
…人生の意味を深く受け取る

では、特別に祈らなくても良いのか?

(約8分)

 

23-3. 具体的な祈り

「黙想」
…自分自身そして聖書の意味を思い巡らす

どちらも向かうところは同じ

「究明」
…一日の終わりの振り返りの時
「あれはまずかったな」
「相手を傷つけたのでは…」

意識的な生き方へ

(約18分)

 

23-4. 祈りの目的とは何か

人間のあらゆる所有物やあらゆる行為・・・何かの手段

⇔ 祈りだけは、そうではない

祈りの中で起こっている大きなこと
…神の圧倒的な現存、主の平和、神との交わりそのもの

⇔ にもかかわらず、祈りはそれを得るためにあるのではない

「心をつくし、精神をつくし、力をつくし、
思いをつくして、主なるあなたの神を愛せよ」

(約8分)

 

23-5. 大切なことは役に立たない

イグナチオの『霊操』から

「人は主である神を讃美し敬いこれに仕え、
それによって自分の救いを全うするために創造された。」
…人生の目的は、ただこれだけ。

一見、至極つまらない。
けれども、人生において最も大切なことは、役に立たない。

祈り…生きる目的

「地上にあるその他のものは、人のため、
また人が造られた目的を全うするための助けとして造られた。」
…この世の一つ一つ、生きること全てが、神への道

(約4分)

23-6. 祈りは神の業
雅歌1:2
「どうか、あなたの口の口づけをもって、わたしに口づけしてください」
…これは祈り。

神のイニシアティヴ、働きかけ
…私に触れて下さる神

その時、人間にすべきことがある。

(約5分)

23-7. 最も真実な祈りとは何か
生活の具体的な悩みや関心事、願いの祈り

決して下卑たものではない。
むしろ「最も真実な祈りじゃないか」(岩島神父)
…〈切なる思い〉

懸命に、誠実に、力を尽くして生きる・・・祈りに近い体験
「心をつくし、精神をつくし、力をつくし、思いをつくして…」

本当の人間らしさ

(約11分)

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「生きることは祈ること」だというのは、
よく聴くフレーズでもありますし、
なんとなく、中身を知っていたつもりではあったんです。

しかし、それは私にとって、いわゆる、
クリスチャンのための標語へと成り下がっていました。
「祈りはそれくらい大切」ぐらいの内容に
私はすり替えていたのです。

特に今回、岩島神父がお話くださった中でも、
「祈りは役に立たない」
とおっしゃっていた事が、すごく心に残りました。
「え?役に立たないなんて言ってしまってもいいの?」
と反射的に思ったのですが、
もしかしたら私は、祈りが、
まるで自分の手の内にある道具のように
思っていたのかもしれないと。

けれども、人間ってそういう感情が捨てきれませんよね。
いえ、大切ですらありますよね。
「求めよ、そうすれば与えられる」
結局はこの御言葉を聴いたら、
何かの為に、何かの必要のために私達は神さまへ祈ると思うんです。

祈りは役立つのか、否か。
イエス様がそんな私たちに「求めよ」と
言われた訳がここにあるような気がしました。
(新人N)