4.「人を裁くな」―自らの限界を知った者にとってのイエスの新しさ

4 「人を裁くな」ー自らの限界を知った者にとってのイエスの新しさ

4 「人を裁くな」ー自らの限界を知った者にとってのイエスの新しさ
ルカ6:27〜38、他

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1,神を視野に入れる
ールカによる福音書6章27〜38節全体を支える2本の柱


(約13分)

2,愛することは与えること
―3つの小段落から見るテーマの深まり


(約20分)

3,誰が私たちを量るのか
―神的受動型の用例から


(約5分)

4,旧約聖書が見つめる人間の限界
―詩編103編13,17〜18節と出エジプト記23章4〜5節から


(約10分)

5,イエスの存在の新しさ
―マタイによる福音書5章43〜48節から


(約11分)

聴取期限9/13

聖書を読み解く

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ポイント
●「・・・とおりに、〜なさい」という表現で共通するルカ6章の31節と36節。この2節を「柱」と見た時に、切り分けられた3箇所から見出されるのは「愛すること」「与えること」を巡っての視点の深まり。
●神が主語であることをあらわす技法、神的受動型。「愛することは与えること」を語るクライマックスで、この技法が用いられることの意味を雨宮神父は説く。
●神の無条件の愛を語る新約聖書。しかし、それが人に本当に可能なのか。新約の前提となった旧約聖書の出エジプト記23:4〜5から振り返り、人間の愛の限界を見つめる。
●「愛」という言葉の用例の、旧約と新約との大きな差。この違いを生んだものは何か。聖書の民がイエスの存在に見た「新しさ」とは一体何か。

 

神は何故、「恩を知らない者、悪人」にも情け深いのか・・・?


その発想は、実は旧約聖書には無い。旧約では、主の恵みが及ぶのは「主を畏れる人」「契約を守る人」等の条件がある。

その条件はどこへ行ったのか・・・?


旧約に於いては、その条件は消えない。
「出来ないことは出来ない」と、人間の限界を冷静に見つめるのが旧約。
そして、だからこそ、
イエスの必要性が一番良く分かっていたのではないか・・・。


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